沖縄ハネムーンガイドブック
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6古宇利島は“恋島”と呼ばれ、人類発祥神話「沖縄版アダムとイヴ」の言い伝えが残されおり、神が初めて降り立ったというシラサ岬の前には、人類発祥の島の碑が建てられています。石碑:古宇利島は、天帝が初めて人間の男女(姉弟)を地上(島のシラサ岬)に降ろしたロマンに満ちた島、別名を恋島(クイ島)とも呼ばれています。人類の始まりウミナイ・ウミキイ(ウナイ神・ウキイ神)の原点、深層を証す行事『海神祭(ウンジャミ)』が旧暦のお盆明け7月の最後の亥の日に執り行われています。所在地:沖縄県国頭郡今帰仁村字古宇利7嵐のCMで話題のスポット・・・!!古宇利島のティーヌ浜にある2つの岩が重なった時、綺麗なハート型に見えることから、カップルに人気のあるスポットです。ティーヌ浜では海水浴も楽しめ夕日をバックに映し出されるハートロックもまたロマンティックです。所在地:沖縄県国頭郡今帰仁村字古宇利9恩納村かりゆしビーチの森の一画に、この森に2本しかない伝説の赤い綱(あかじなの木)があります。2本の木はまるで男女が寄り添っているかのような神秘的な風貌です。山道が険しいので体力のある方におすすめのスポットです。所在地:沖縄県恩納村8渡口のテラは北中城村(きたなかぐすくそん)にある子宝祈願や子孫繁栄を祈願する石造りの拝所で、「和仁屋間(わなま)のテラ」、「浜崎(はまさき)のテラ」とも呼ばれています。「テラ」とは一般に神の鎮座する所を指し、地元では「ティラ」と呼ばれています。中には高さ50~80cmほどの砂岩でできた4体の霊石が祀られており、他に小石もいくつか置かれています。琉球王府が1713年に編さんした『琉球国由来記』に登場し、権現信仰の起源や変容を知る上で貴重なものとして、沖縄県の有形民俗文化財に指定されています。所在地:沖縄県北中城村258317694okinawa honeymoon guide book03使い方・目次その昔、古宇利島の空から男女2人の子供が降ってきた。彼らはまったくの裸であり、毎日天から落ちてくる餅を食べて幸せに暮らしていました。最初はそれに疑問を抱かなかった2人でしたが、ある日「餅が降らなくなったらどうしよう」という不安が湧き、餅を少しずつ貯えるようになりました。するとやがて餅は降らなくなってしまいました。2人は天に向かって声がかれるまで歌い、お祈りしましたが、二度と餅が降ってくることはありませんでした。仕方なく2人は浜へ下り、毎日魚や貝を獲るようになり、生活と労働の苦しみを知ります。そんなある日、海でジュゴンに出会います。海の中でジュゴンの交尾を見て男女の違いを意識し、裸でいることが恥ずかしくなった2人は恥部を蒲の葉で隠すようになりました。その後2人の子孫が増え、沖縄の人々の祖先になったといわれています。沖縄の伝説ActivityHoneymoonGiftcase豪勢に過ごすPhoto Areaバチェラー10むかし、許田の村にたいへん美しい娘がいました。ある日、娘が村の後にあるクシヌカー」という泉で洗濯をしているとき、首里の殿様が馬に乗ってそこを通りかかり、娘を見て「水を下さい」と声をかけました。娘がニーブ(ひしゃく)で水を汲むと「あなたの手で水を汲んで下さい」といったので、娘はやむなく手で水を汲んで上げました。そして、娘の美しさに魅了された殿様は、娘を首里に連れ去り、村人をなげかせたという話が伝えられています。それからその泉を「手水」と呼ぶようになったそうです。琉歌:馬よ引き返せしばし行ぎ見ぼしゃ    音に聞く名護の手水。所在地:沖縄県名護市許田沖縄版アダムとイヴ伝説渡口のテラ沖縄版アダムとイヴ伝説許田の手水ハートロック赤綱縁結び「沖縄の伝説」詳しい場所はコチラから ▶10

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