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写真その1

雨が滴る斎場御嶽も情緒あり!

雨が気になりますが、緑の館から斎場御嶽へ入場。「ガイドさんと一緒に巡れば、沖縄独特の風習、時代背景も理解できるかも!」ということで、今回もガイドさんに同行していただきました。さっそく、斎場御嶽にまつわる資料が展示されたスペースで簡単な知識を養う3人娘。沖縄が琉球王国として栄えた時代から崇められている聖地だけに、斎場御嶽は見どころが点在している様子......。なかでも、御門口(うじょうぐち)、大庫理(うふぐーい)、寄満(ゆいんち)、シキヨダユルとアマダユルの壺、三庫理(さんぐーい)は、必ず押さえておきたいポイントです。緑の館を出ると、いよいよ1時間ほどの斎場御嶽巡りがスタート(ガイド付きの場合)!ガイドさんによると、毎日、一日に1000人ほどの観光客が訪れるのだとか、さずがです。

いよいよ、神聖な領域へ...

世界遺産登録を示す石碑を左手に奥へと進み階段を登ると、御嶽内へ入る参道の入口「御門口」が。右側にある6つの香炉は、御嶽内にある6つのイビ(神域)を表しているのだとか。なかでも、このあと紹介する大庫理、寄満、三庫理は、首里城内にある建物や部屋と同じ名前が付けられていて、琉球王国時代、斎場御嶽と首里城が深い関わりを持っていたことを示しているそうです。ここから、神聖な場所へと足を踏み入れることに......。緩やかな坂道が続くため、ガンガラーの谷同様、歩きやすい履物の方が足元を気にせず歩けそうです。雨の日はとくに足元が滑りやすくなるため、慎重に坂道を登る3人娘。ガイドさんに続き、大庫理を目指します。豊かな緑に包まれた斎場御嶽を歩くと、やはり特別な力を感じずにはいられません。

写真その2

写真その3

当時、斎場御嶽は男子禁制だった!?

御嶽口を登ると、最初のイビ「大庫理」に到着。大広間や一番座という意味を持つ拝所です。ここからさらに、上に登っていくと、次なるイビ「寄満」が見えてきます。さきほどの大庫理の裏に位置し、王府用語で「台所」を意味していたという寄満。しかし、貿易が盛んだった琉球王国時代においては、世界中から交易品の集まる「豊穣に満ち満ちた所」と解釈されていたようです。ここで一つ豆知識。今では、男女ともに斎場御嶽に足を踏み入れることができますが、琉球王国時代は女性しか入ることが許されない聖地でした。当時、男性で入ることが許されたのは国王だけ。近年ではパワースポットとして注目を集めている斎場御嶽ですが、沖縄では今も変わらず格式の高い聖地として崇められていることをお忘れなく......。

斎場御嶽いちばんの見どころ三庫理へ

寄満から砲弾池(戦時中、大砲が落ちてできた池)を過ぎて道順に進むと、いよいよ「三庫理」が。手前には、二本の鍾乳石から滴り落ちる神聖な水を受ける「シキヨダユルとアマダユルの壺」があります。壺に溜まった神聖な水は、吉凶を占う際、また、御水撫での儀式(うなびてぃ=指につけた神聖な水を額につける)、正月の若水取りの儀式に使用されていたそうで、3人娘も壺の中の水に興味津々でした。斎場御嶽のメインとなる三庫理は、2つの岩が絶妙なバランスで寄り添い合っています。その間にできた三角形の空間を抜けると、左手に望めるのが神の島と呼ばれた久高島です。入って右側には、チョウノハナと呼ばれる拝所もあります。各ポイントでも願いを捧げてきましたが、さらに想いを込めて3人娘は手を合わせていました。

ブロガー写真その2

晴れていたらこんなかんじ!

斎場御嶽

斎場御嶽:写真

斎場御嶽

住所沖縄県南城市知念字久堅270-1
電話098-949-1899
営業時間9:00~18:00(最終入館17:30)
料金大人200円/小人100円(小・中学生)/団体20名以上150円
※ガイドが必要な場合は、別途1,000円必要(1~5名の料金)。6人以降は一人増えるごとに100円追加。要予約。
定休日6月20~22日、11月14~16日
駐車場あり
URLhttp://www.city.nanjo.okinawa.jp/tourism/2011/11/sefa.html
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